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『農業ルネッサンス』は、“奇跡のリンゴ”で知られる木村秋則さんの講演や農業指導などの活動を紹介する目的で、２００９年１２月に東邦出版から創刊された季刊誌です。
　木村秋則さんによる、肥料と農薬を使わずにすべての作物を育てる栽培理論と技術は、「自然栽培」として認知され、いま着実に日本、そして世界へ広がりつつあります。
　戦後の経済成長のなかで、肥料と農薬による効率重視、大量生産型の農業は日本を豊かにしてきました。しかし、一方で、田畑には多様な生きものがいなくなり、農薬に耐性をもつ害虫や病気が増え、土壌が本来もつ力は衰えていきました。その結果、肥料と農薬なしでは作物が作れない化学薬品漬けの農業になり、増え続ける農業資材のコストは農家の経営を圧迫しています。農家だけではありません。生活者にとっても、最も基本となる食の安全が脅かされるようになってしまいました。
　『農業ルネッサンス』は、木村秋則さんが提唱する自然栽培が、こうした行き詰まった現代農業と社会を打破する大きな原動力になると確信しています。
　自然栽培は誰にでも開かれた“心ある技術”です。多くのひとたちが取り組み、成功も失敗も共有することで、より確立された栽培へと進化します。
　生きものたちとつながる農業、持続可能な農業のルネッサンス（＝再生）を目指して、木村秋則さんの活動を応援し、自然栽培を一緒に普及していきましょう。

会員購読誌『農業ルネッサンス』は、2014年12月から季刊書籍『自然栽培』にリニューアルし、書店販売になりました。 引き続き応援をよろしくお願いします。

季刊書籍『自然栽培』
http://www.ak-sizensaibai.com